2019920

体力測定による自己体力の分析・評価

私の体力測定の結果を、測定項目毎に18歳の全国平均(e-Statの2016年度データ)と比べてみる。

握力(㎏)は全国平均が41.57、私の記録は37.5であった。14~15歳及び70~74歳と同程度で低い。

上体起こし(回)は平均が30.68、記録は26であった。12~13歳及び30~34歳と同程度、これも低い。

長座体前屈(㎝)は平均が48.17、記録は53であった。これはどの世代の全国平均よりも高く、比較的体が柔らかいといえる。

反復横跳び(点)は平均が58.04、記録は55であった。15歳、20~24歳と同程度でやや低い。

持久走(秒)は平均が384.34、記録は343であった。持久力は比較的高いといえる。

20mシャトルラン(折り返し数)は平均が81.58、記録は122であった。これも比較的高い。

50m走(秒)は平均が7.34、記録は7.1であった。足の瞬発力、呼吸器系の持久力共に全国平均よりも高く、比較的「はやく走れる」といえる。

立ち幅跳び(㎝)は平均が229.90、記録は215であった。14歳、30~34歳と同程度で、低い。

ハンドボール投げ(m)は平均が25.98、記録は36であった。全国平均を大きく上回っており、かなり肩が強い。

一通り結果を比べてみると、自分が思っていた以上に、全国平均を下回る項目が多かった。

明らかに慢性的な運動不足による運動能力の低下が原因である。

自己体力の背景

私は高校から部活に入ってバスケットボールを始めた。それまでは特にクラブに所属することもなく、

運動というと休み時間に鬼ごっこをしたり、サッカーをしたりする程度であった。筋力、持久力は平均、またはそれ以下といった具合で、運動面で秀でたものはなかった。

高校に入学してからは基礎体力の向上、それから授業でやってみて楽しかったことを理由にバスケットボール部を選んだ。

バスケットでは40分間走り続ける体力が必要なので、五分間ドリブルしながらの持久走や一分間オールコートでレイアップの練習など、ボールハンドリングと体力を同時に鍛えるメニューが組み込まれていた。体力測定のシャトルランの時も、練習の一環だと思って125回まで行くように顧問に言われ、それに従って真剣に取り組んだ。これらにより呼吸器系、赤筋が発達し、高い測定値が出たものと考察する。

フィジカルコンタクトが多いスポーツでもあるバスケットをやる上で、リング下でのポジション争いやポストディフェンスで力負けする低身長の自分には上半身の筋力も必要だと思い、自主的にベンチプレスやダンベルトレーニングをしたり、肩のインナーマッスルを鍛えたりもした。これにより投擲力が向上し、パスの飛距離も伸びるという副産物も生まれた。ハンドボール投げの記録が伸びたのはこれに起因する。

 

結果、高校時代は各測定項目が全国平均よりも高いもので、運動にはそれなりに自信がついていた。

高校総体で負け部活を引退した後の私は受験勉強にウエイトを置き、運動の方では月に一度、3時間程度、部活とは別にある高校の同好会でバスケットをしていただけで、他には体を動かすことも無かった。

それにより当然持久力、瞬発力共に次第に衰えていった。

大学に入ってからは週1で活動しているサークルに所属し、2時間程度バスケットをしている。が週一ではやはり物足りないと感じたので、スポーツ科学で学んだトレーニングを自主的に実践し、身体的、精神的に満足がいく様に運動と向き合い、全国平均に並ぶ程度の運動能力を取り戻したいと考えている。

 

人生100年時代」を迎えるにあたって

まず、人生100年時代を迎えると、生産年齢の延長が起こると考える。なぜなら、社会保障費が逼迫し、財政困難に陥っている中で、これ以上の老年人口の増加は国として防ぎたいからだ。

これにより、今までより長いスパンで労働に従事することが求められる。

その時に特に問題になるのが、高齢労働者の健康状態であろう。健康状態の悪い労働者は雇用主目線では負担となり、中でも高齢者はリスクが高い。年を取るにつれ当然生活習慣病罹患率が上がり、労働に支障をきたす。実際私の祖父も慢性糖尿病により70代で緑内障が併発、視力をほとんど失ってしまった。もしかすると私がその年になっている時の世界では、まだ私は生産者側で労働従事しているかもしれない。そうなっていないとしても、労働後のライフステージで人生を楽しむ為に、できる限り生活習慣病が枷となるのは防ぎたい。

そのためにも、今のうちから習慣的、定期的に運動をする癖を付けることが必要だと考える。具体的に言うと、私はバスケットが好きなので、今行っているサークルに継続して通う事が最低条件と考えて、家で手持ち無沙汰にしている時には最適な筋力、体感トレーニングも実践していきたい。

さらに食生活についても最近では炭水化物、脂質、タンパク質中心の食事になっていたり、一日一食で済ませたりと不安定であるため、自炊でも既製品を買うときでも、栄養バランスを重視していこうと思っている。

社会人になった時もサークルと同様にバスケットを通じて運動に触れ、クラブや協会に所属、新しいコミュニティに積極的に参加して、生きがいの一つとして、身体の健康だけでなく、精神衛生的にも良い生活が送れることを期待している。(2194字)

※諸事情により一部フィクションになっています。